- 顔や全身の発疹
- 舌のただれ
- 味覚異常
- 口内炎
- 口唇炎
- 頭痛
- 立ち眩み
- 肩こり
- 掌蹠膿疱症※
※手のひらや足の裏に膿が溜まった膿胞が多数現れる病気で、周期的に良くなったり悪くなったりを繰り返すことが特徴です。
金属アレルギー
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金属アレルギーとは
ネックレスや指輪などの装飾品に含まれる金属によるアレルギーで、肌のトラブルなどを起こすことはよく知られていますが、歯科治療に使われる金属もアレルギーを起こすことがあります。
症状としては肌の発疹や、口内炎、頭痛、肩こり、不眠や体調不良などの症状が現れてきます。
歯科治療には「金銀パラジウム合金」「銀合金」「アマルガム合金」「コバルト合金」「チタン合金」などの様々な金属が使われます。これらの合金の中にアレルギーのある金属が含まれていると金属アレルギーの症状が現れることがあります。
金属アレルギーはお口の中に金属を入れてから数年経ってから発症することもあるので、お口の中の金属が肌荒れや、頭痛の原因だとなかなか気づかない方も多いのです。
なかなか治らない肌荒れや頭痛の原因はもしかしたらお口の中の金属が原因かもしれません。
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金属アレルギーのメカニズム
口の中の被せ物や詰め物の金属が唾液に触れると金属イオンになり、金属イオンが体内のたんぱく質と結合してアレルゲン（アレルギーの原因物質）となり金属アレルギーを引き起こします。
歯科治療に使われている金属は金銀パラジウム合金という合金が使用されていて多くの方には害を及ぼすことはありませんが、金銀パラジウム合金に含まれている金属にアレルギーのある方は金属アレルギーの症状が出てきます。
中には銀合金や昔の歯科治療で使用されていたアマルガムなどの水銀合金などが使われていることもあります。
お口の中にある金属が原因で症状が出ている場合にはお口の中の金属を除去してセラミックや金属を使わない治療法を行うことで症状が緩和することがあります。
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金属アレルギーの症状
歯科で使われる金属の組成
| 金銀 パラジウム 合金 |
金、銀、 パラジウム、 銅、亜鉛、 インジウム、 錫 |
|---|---|
| 銀合金 | 銀、 パラジウム、 亜鉛、 インジウム、 錫、コバルト |
| アマルガム 合金 |
銀、銅、 亜鉛、錫、 水銀 |
| コバルト クロム合金 |
コバルト、 クロム、 モリブデン、 タングステン、 シリコン、 マンガン、 窒素、炭素 |
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金属アレルギーの
検査方法
パッチテスト
歯科治療では多くの金属を使いますが、ご自身がどの金属にアレルギーがあるのかということを知るためにはパッチテストを行う必要があります。
パッチテストは原因となる金属の成分を含んだ試験紙付きのフィルムを肌に張り付けて皮膚の反応を調べる検査です。
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金属を使わない
治療方法
歯科治療で金属が使われている場合
- 全部鋳造冠（保険治療）
- 金属で土台を全部覆う被せ物です。残っている歯の量が少ない場合の治療などで使われます。
- メタルインレー（保険治療）
- 歯が無くなった部分的に金属を詰める治療法です。
- メタルコア（保険治療）
- 歯が大きくなくなった場合に金属で土台を作る治療法です。
金属を使用しない
治療方法
- セラミッククラウン（自費治療）
- 残っている歯の量が少ない場合の治療法です。金属の代わりにセラミックを使用しています。
- セラミックインレー（自費治療）
- 小程度から中程度の虫歯の治療法です。金属の代わりにセラミックを使用しています。
- ファイバーコア（自費/保険）
- 金属の代わりにファイバーと樹脂を使用して土台を作る治療法です。
保険治療のものと自費治療のものがあります。詳しくはお尋ねください。
- CAD/CAMクラウン（保険治療）
- 金属の代わりにプラスチックの被せ物で修復する治療方法です。
金属やセラミックなどに比べて強度が劣るため使用できる部位が限られます。
- コンポジットレジン修復
（保険治療） - 虫歯の範囲が小さい場合には保険のコンポジットレジンという樹脂を使用して修復を行うこともできます。
歯科治療では数多くの金属が使用されています。
被せ物や詰め物、土台に至るまで様々なところに使用されることがありますので金属アレルギーの症状があったり、お口の中に金属が使用されているかどうかお知りになりたい方は一度ご相談ください。